「ボーダー理論」とは「1,000円で何回スタートチャッカ―に入れたら期待値がゼロになるか」のボーダーを示した理論です。「ボーダー理論」などと大層な名前が付いていますが、実質はそれだけです。

即ち、そのボーダー以上の回数をこなせる台を打てば期待値がプラスになって勝てるはずなのですが…？

何せ回らない。スタートチャッカ―に入らない。回数をこなせない。そもそもボーダー以上回っているはずなのに勝てない…それは何故なのでしょうか？その理由を説明します。

パチンコ正統派攻略法？ボーダー理論で勝てない6つの理由

パチンコを打つ方は「ボーダー理論」という言葉を聞いたことはあるでしょう。最も効果がある正統派攻略法です。

今回は「ボーダー理論」で勝てない理由について説明します。おまけとして「オカルト理論」やサム外しについても少しだけ解説します。

1.店が悪い

残念ながら最も考えられるケースがこちらです。パチンコ店は台によってスタートチャッカ―の回りにメリハリを付けているところもあれば、釘の状態を均一に一律調整しているところもあります。

悪い釘で一律調整している場合「すべての台がボーダー以下」ということもあり得ます。このケースでは「どの台を打っても出ない！」となり、「ボーダー以下の台しかない」結果、「ボーダー理論じゃ勝てない」と思い込んでしまう方も居るかもしれません。

「店が悪い」という可能性も考慮し、同じ店に固執せず違う店を探しましょう。

簡単な見分け方としては周囲にライバル店がいくつか存在しているパチンコ屋は台によってメリハリを付けているところが多いです。

逆に周囲にそのパチンコ屋一軒だけ…という場合は避けた方が良いかもしれません。さらにその条件で人気店なら黙っていても人が来るため、「ボーダー以下」の調整にする店は多いです。

2．打ち方が悪い

打つ時のストロークが悪い可能性もあります。「ぶっこみ」以外にも「ちょろ打ち」など試してみましょう。

例えば「海物語シリーズ」なら「ぶっこみ」よりも強めの「天釘」を狙う「天打ち」、もっとストロークを強くして右打ちも可能です。

3．釘が悪い

釘が悪ければ当然、台も回りません。釘が開いているか閉まっているかの他に「上向き」か「下向き」かも重要となります。

パチンコ玉は基本的に上から下へ落ちるため、釘が「上向き」なら上からくる球の軌道は弾かれにくくなります。逆に「下向き」の場合、上からくる球は弾かれやすくなります。

どちらが良いかは釘の位置によりますが、例えば「命釘」なら「上向き」だった場合、球が釘に弾かれにくくなり「スタートチャッカ―」に入りやすくなります。

「下向き」だった場合は弾かれやすくなり、「スタートチャッカ―」から逸れてしまうこともあります。

4．台のネカセが悪い

「釘の状態が良いのに回らない」という場合は「ネカセ」が悪いのかもしれません。

一般的な「デジパチ」の場合、奥側に傾斜しているのが良い調整です。奥側に調整していればいるほどステージに乗りやすく、ステージからスタートチャッカ―へ向かいやすいです。

「ネカセ」は見た目じゃ分かり辛く、打ち込んでいないと気が付かないかもしれません。「水平器」を台にあてれば傾斜が分かりますが、磁力センサーなどに反応する恐れがあるのでやめたほうがいいでしょう。

「水平器」の代わりにライターを台にあてれば分かります。また、極端に「ネカセ」が手前に傾斜している台だと、台のガラスに球がぶつかる感じになります。

他、釘に関しては奥側に傾斜していると釘自体の影響が高くなり、手前に傾斜していると釘の影響は薄くなります。

5．大当たり中や時短中の玉の増減を考慮に入れていない

「ボーダー」の数値はサイトによって違うことがあります。「ボーダー」が甘いサイトは時短中に球が全く減らない前提で計算している場合があります。

大当たり中もアタッカー周辺の釘が閉まっていて計算値以上に出ていない…となると「ボーダー」以上回っていて、確率通り出ていたとしても勝てないでしょう。

6．計算値以上にお金をつぎ込んでいない

大数の法則というものがあります。数をこなせばこなす程確率は収束する…という法則です。パチンコの場合、320分の1前後の台から30分の1前後の台まであります。

320分の1前後の台を打ち続けるのと30分の1前後の台を打ち続けるのでは10倍以上の確率の差があります。

少しだけ打ち込んで「出なかった！ボーダー理論は効果が無い！」と思ってしまっているかもしれません。

オカルト理論とサム外し

「ボーダー理論」に対する理論に「オカルト理論」なるものがあります。「リーチの時に台のカギ穴を押すと当たりやすい」「ボタン連打すると当たる」…などといったものです。

実はスタートチャッカ―に入った時点で抽選は終了しています。その抽選結果によって演出を決めているため、ボタンを連打する頃には既に結果は出ています。

その為スタートチャッカ―に入った後に何をしても当たりには影響が無いのですが、何故かこのような噂には事欠きません。

そんな噂の一つに「サム外れ」があります。

1．サム外れは存在する？

「サム外れ」とはパチンコ機種「海物語シリーズ」のキャラクター「サム」が出現したのに外れた…といった噂です。

「海物語シリーズ」では「サム」が出現した時点で確変大当たりが確定します（公式では「大当たり！？」という表現）。

前述のように、スタートチャッカ―に入った時点で当たりか外れかは決まっているため、「サム」が出ているのに外れることはありません。

ひょっとすると昔は停電が多かったため「サム」出現後に停電が起こり大当たりが無くなってしまった…というのが真相かもしれません。

現在は停電が起こっても大当たりは無くなることは無く、通電後に再開されます。

この噂はyoutbeなどの動画投稿サイトが出来る大分前から言われていましたが、2020年9月現在で「サム外れ」の動画は投稿されていません。

どちらにせよ、現在は存在しない噂ですね。

パチンコ正統派攻略法？ボーダー理論で勝てない6つの理由｜まとめ

いかがでしたか？今回は「ボーダー理論」についてと「オカルト理論」について少々触れました。

「ボーダー理論」自体は単純ですが、実践しようとすると難しいです。情報をしっかり集め、打ち方も工夫しましょう。

インスタグラムなどが普及して動画投稿が普通になってきたため「サム外れ」の噂が風化しそうで時代を感じます…。