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今更聞けないパチンコの種類

パチンコは戦前から歴史があり、バリエーションも沢山あります。パチンコは様々な変化を遂げました。

ピンボールのようなボールを使用した「スマートボール」、パチスロとパチンコを組み合わせた「パロット」、他「アレンジボール(アレパチ)」「雀玉」などが存在しました。

2020年9月現在は上記のパチンコ台は現行機種では存在しませんが、2015年12月にA-gonからハンドルが手打ち式のパチンコ台「CR A‐gon 昭和物語」が導入されました。

2020年現在でも使用しているホールはありますが、あまり人気は無く現在のニーズに合っていなかったようです。今日、多くの人がスロットをオンラインでプレイすることを好みます。

さて、2018年2月1日からは法改正によりパチスロ機と同じように確率を設定1~6のように切り替えられる「設定機能付きパチンコ」というものが導入出来るようになりました。

こちらでは「設定機能付きパチンコ」を含め、「デジパチ」「羽根モノ」「権利モノ」など、現行機種のパチンコの種類を紹介します!

今更聞けないパチンコの種類

現行のパチンコは大まかに分けて「デジパチ」「羽根モノ」「権利モノ」が存在します。さらに「デジパチ」には「甘デジ」「ST機」「ストック機」「ちょいパチ」などがあります。

他、機種によっては「小当たりラッシュ」「天井機能」などを搭載している機種もあります。

1.一般的なデジパチ

「デジパチ」はスタートチャッカ―に入ると抽選が開始される一般的なパチンコ台です。パチンコ全体の9割を占めます。

大抵の「デジパチ」は液晶がありますが、代わりにドラムロールが付いている機種もあります。液晶部分は演出の強化に伴い、台の大きさの三分の一~二分の一程度を占めるなど年々大きくなっていく傾向があります。

最低確率は320分の1です。おおよそ300分の1前後の機種を「フルスペック」、200~299分の1前後の台を「ミドルスペック」、おおよそ100分の1前後の当選確率が高いデジパチを「甘デジ」、さらに甘デジよりも当選確率の高い40~30分の1前後の機種を「ちょいパチ」と呼びます。

標準的な「デジパチ」は当選後に確率変動(確変)があり、連荘が期待できます。例えば三洋物産の「PA海物語3R2F」は通常時の当選確率が99.9分の1で、当選後には50%の確率で「確変」があり16.9分の1となります。「確変」中はスタートチャッカ―の脇の羽根が開きサポートされるため、次の当たりまで球をあまり減らさずに打つことが可能です。

機種によっては出玉が無く確変だけ確定する「突然確変(突確)」があります。

2.デジパチ-ST機

「ST機」は「回数切り確変」のことです。例を出すと三洋物産の「Pスーパー海物語 IN JAPAN2 金富士 199バージョン」は当選後に100%の確率で74回限定53.8分の1の確変が始まります。

「確変100%」のST機は他の「デジパチ」よりも連荘性能が高い傾向があります。

3.デジパチ-ストック機

パチンコは通常、確変に突入しても次回の大当たりが保証されるだけですが「ストック機」は当選すると大当たりを2つ以上「ストック」します。

2回分以上の大当たりが保証されるため、大量出玉が期待できますが当選確率は低い機種が多いです。

4.デジパチ-設定機能付きパチンコ

パチスロは基本的に設定1~6で確率が違いますが、そのシステムをそのままパチンコに搭載した機種です。

メーシーの「PAでかちりラッシュ」は設定1と設定6の2段階で、それぞれ低確時が99.9分の1・高確時が25.1分の1、低確時が79.9分の1・高確時が20.1分の1となっています。

設定1で一番確率が厳しく、設定6で甘くなります。設定を示唆する演出もありますが、パチスロよりも少ないため判別は難しいでしょう。

基本的に「設定1」と考えて打った方が良いかもしれません。

5.デジパチ-小当たりラッシュ搭載機

大当たり後は基本的に確変に入るかどうかに関わらず球が減りにくくなる「時短」に入ります。その「時短」中にアタッカーが開き球を増やすことのできる「小当たりラッシュ」を搭載している機種もあります。

メーシーの「PAでかちりラッシュ」は「小当たりラッシュ」中の「小当たり」の確率が1.19分の1と、非常に高いです。確変終了(小当たりラッシュ終了)確率が50%なので、ドキドキ感が味わえますね。

6.デジパチ-天井機能搭載機

パチスロには大当たりやARTを引かずに一定のゲーム数を回すと「天井機能」が発動されます。パチスロの場合はそのまま大当たりを得られたり、ARTに突入したり、大当たりまでARTが続いたりなどの効果があります。

パチンコの場合そのまま大当たりに移行することはありませんが、回数が非常に多い時短が発動します。

京楽の「ぱちんこ 仮面ライダー 轟音」は大当たり後の時短やST消化後の950回転消化で大当たりが発生しなかった場合、時短が1,200回転付きます。

リスクなしで1,200回転回せるのはかなり強力なので、しっかりと台のスペックを把握していきたいですね。

7.羽根モノ

「羽根モノ」は「デジパチ」とは全く違い、基本的に「スタートチャッカ―」に入れただけでは抽選しません。

「スタートチャッカ―」に入れると「羽根」が開き、その羽根に入れると複雑な軌道を描いて「V」に入ると当選…という流れです。

アムテックスの「CRトキオスペシャル」では盤面左下・中央下・右下にある「1」「2」のスタートチャッカ―に球を入れると上の方にある羽根が1回、もしくは2回開きます。

最終的に羽根の中の「V」に入れると3ラウンド、7ラウンド、16ラウンドの抽選が行われます。

「デジパチ」と違い「V」に球が入ったら当たり、というアナログで抽選しているため当選確率というのは存在しません。

出玉も多くなく確変などを搭載していない代わり、一般的に「甘デジ」よりも投資を抑えられることが可能です。

「デジパチ」は液晶で楽しむことができますが、「羽根モノ」はパチンコの球そのものの動きを楽しめることが特徴です。

揺らして「V」に入れようとするなどの不正防止のため、羽根の中に球がある状態で台が揺れると振動センサーが感知して台の動きが停止するので注意してください。

また、確率で当たるわけではない為パチンコ店としても調整が難しいのか、現行機種が少なくパチンコ機種全体の5~10%位となっています。

8.権利モノ

「権利モノ」は「羽根モノ」と「デジパチ」を組み合わせたようなパチンコ機種です。違いはいくつかあるのですが、基本的には「V」に入った後にデジタルの抽選があります。

豊丸の「Pすしざんまい極上5700」は、羽根が無くダイレクトに役物内部に球を入れることが可能です。「V」に入った後は35.2分の1で抽選をします。

通常の「デジパチ」なら1,000円で15~20回前後回せますが、「権利モノ」は0~2回ほどしか回せません。

しかし、デジパチの1回の大当たりは1,000~2,000発に対し、権利モノは3,000~7,000発ほど見込める機種が殆どです。

一発逆転を目指すならこちらの機種がおすすめです。

今さら聞けないパチンコの種類|まとめ

いかがでしたか?今回はパチンコの機種をご紹介いたしました。「設定機能」や「天井機能」などパチスロの要素がパチンコにも輸入され始めました。

将来的には台をパッケージングして釘を全くいじれなくする…という話もあるようです。

なんにせよ遊戯の前にスペックを確認したようが良いでしょう。特に「天井機能搭載機種」などは止め時を間違えると損をするかもしれません…。